
特定非営利活動法人コミュニティアート・ふなばしは、2009年より、コミュニティアート・プロジェクト「歌舞伎町2020」を展開しております。
未曾有の震災・津波、そして放射性物質による災禍に襲われた私たちの世界。
「こんな場所でアートプロジェクトなどやっている場合なのか?」と、自らを問う毎日。
そんな中で、呼吸をするように、歩みを一歩ずつ進めるように、自ずから立ち上がってきたのが、歌舞伎町の稲荷鬼王神社とその氏子の皆さまとのプロジェクト「たあみなる2011」でした。
「元気ですか?」と訪ね、お茶を飲みながら語った、天災の衝撃と、虚無。
これまで見てきたものが、まったく違った見え方をしてくる体験。
人情のまち・歌舞伎町の、“ご縁”をたどり、人の話にうなづき、いつの間にか出来上がったのが、この展覧会です。
歌舞伎町に生まれ育ち80年になる、美容師・四田さんとの出会い、その深く暖かいお人柄、80年に渡って四田さんが見てきたものを、皆さんと共有したい。そしてそれをネタに、思い出話に花を咲かせて欲しい。
そんな願いを、30年前に刊行されていたタウン誌「たあみなる」の足跡をお借りして、仙台在住の現代アーティスト・門脇篤さんと、2011年版の「たあみなる2011」として、蘇らせてみました。
「たあみなる2011」は、マスメディアではありません。
歌舞伎町の心の支えとなっている、稲荷鬼王神社にお参りにいらっしゃる、数十名の方に見ていただければ良い、というスタンスで作成した、いわば、「マイクロメディア」です。
歌舞伎町という、大きくて小さなまちの、小さくて大きなストーリーが、稲荷鬼王神社の境内で待っています。
コミュニティアート城「たあみなる2011」
会期:2011年10月12日(水)〜20日(木)
※10月19日(水)、20日(木)は、稲荷鬼王神社の「恵比寿まつり」が開催されております。
会場:稲荷鬼王神社(新宿区歌舞伎町二丁目17−5)
アーティスト:門脇篤
主催:
特定非営利活動法人コミュニティアート・ふなばし協力:稲荷鬼王神社
posted by terminal2010 at 01:55|
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たあみなる2011
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